KAORUさんが目指したのは、入りにくい店だったらしい。へんな言い方だけど、漠然とそうだったことに最近気づいた。
一般的にお店を始める時にまず考えるのは、駅近、人通りが多い路面店で、中の様子がよく見える気軽に立ち寄れそうな店。でも、物件探しの際にKAORUさんが求めたのは、わざわざ来てくれる店。鍵屋別館2階奥に見つけた場所は、KAORUさんの直感で即決だった。
KAORUさん自身もなぜそのような場所を選んだのかは、そういう店が好きだから⁈としか表現できなかった気がする。
最近、京都のある焙煎店の店主のブログに「お店を始める際に入りにくくする工夫をした。」とあった。「なぜなら、ある種の密閉感が店内のコミュニケーションを活発にし、コーヒー豆を選ぶという行為をより充実したものにしてくれる。」と書いていた。
私の考えていたことはこれだ!とKAORUさん(笑)
実際、うちのお店は、リピーターの方がとても多い。先月からはコーヒーシーズン到来ということか、こだわりのコーヒーを求める新しいお客様も増えている。
「入りにくい店は、「来ないで欲しい」のではなく、入りにくいところに「来て欲しい」のだ。」(京都の焙煎店店主ブログより)
KAORUさんが感じ、求めていたことが、ようやく分かってきた(^^)
IKUKO