今年もSCAJに行ってきました

SCAJに行って来ました。
毎年秋に東京のビッグサイトで開催されるアジア最大のスペシャルティコーヒーイベントです。
産地のブースや最新の抽出器具と焙煎機を並べたエリア。バリスタの大会や講演会、ワークショップなど。スペシャルティコーヒーに関わるありとあらゆる業界が一堂に会して、それはそれはすごい賑わいでした。

毎年思うことですが、コーヒーに携わる人はかっこ良い人が多いです(個人的な見解⁈)。トレンド感もあって、コーヒー自体がスタイリッシュな飲み物のように見えるのです。おばさんはちょっと居心地が悪い⁈😅のですが、頑張って会場を歩き回りました。美味しいコーヒーの可能性と発見を求めて!

今回は、エチオピアやサウジアラビアのブースが、さながら万博のようで、珍しいコーヒーを飲むことができました。体に良いと話題のきのこコーヒー(海外ではマッシュルームコーヒーと呼ばれるらしい)というものも飲みました。コーヒーよりきのこ感強めで、個人的には混ぜて欲しくなかった💧

帰りの新幹線では、SCAJで配っていた某スペシャルティコーヒー店が監修する新聞を読みました。タイトルは「スペシャルティコーヒーってなんだろう?」
様々な角度からスペシャルティコーヒーについて考察しています。中でも私が興味を持ったのは、"ロースターのやるべきこと"
「どんな素材であっても特別な加工を施せば最高品質に仕上がる、といった魔法は存在しませんが、最高品質の素材なのに加工で台無しになる、はあり得るのです。」
「コーヒーの加工行程で花形の"焙煎"は、実は地道な作業です。焼き加減に偏りが生じないよう火力と空気の流れを整え続けることがロースターの仕事の第一歩。その上で、素材の個性や特徴を引き出すには、生豆を見極める目と、極端なことはせずあくまで微調整する腕が必要なのです。」

"かっこよく見せる"ことやSNSのテクニックでコーヒーファンの裾野を広げることも時には必要ですが、"ロースターのやるべきこと"はできているなと自画自賛(^^)
新幹線で眠る当店の焙煎家の横顔を見ながらほくそ笑むIKUKOでした。
*新幹線後半は、私がグーグー寝ていたそうです。笑